ツルねぐらで鳥インフル 鹿児島、防疫対策を要請
鹿児島県は18日、同県出水市でツルのねぐらの水から、低病原性鳥インフルエンザウイルス(H7N9型)が検出されたと発表した。ツルなどの野鳥や養鶏への感染は確認されていない。
県は、畜産関係団体や流通業者などを集めた対策会議を19日に開き、周辺の養鶏農家などに消毒といった防疫対策の徹底を求める。
県畜産課によると、出水市の依頼で鹿児島大がねぐらの水を調査したところ、今月10日に採取した水からウイルスが検出された。このねぐらの周辺は、国内最大のツルの越冬地となっている。〔共同〕