本庶さんに特別栄誉賞 富山県
富山県は13日、免疫抑制の阻害によるがん療法の発見でノーベル生理学・医学賞を受賞した京都大学特別教授の本庶佑氏に富山県特別栄誉賞を贈呈すると発表した。本庶氏は富山市に本籍がある。同賞の贈呈は2015年にノーベル物理学賞を受賞した梶田隆章氏に続いて3人目となる。
同日開かれた富山県栄誉賞等検討委員会で全会一致で決定した。贈呈式は来春にも開き、県内で講演会も開く計画。
本庶氏はすでにに県内医薬品産業の産学官連携を目指す会議で特別顧問を務める。石井隆一知事は「富山県の医薬品の世界的な展開にも貢献していただける」と今後の本庶氏とのさらなる連携にも期待を示した。