「君の名は。」新海監督の新作は「天気の子」
社会現象となったアニメーション映画「君の名は。」の新海誠監督(45)の3年ぶりの新作「天気の子」を来年7月19日に全国公開すると13日、東宝が発表した。現在製作中で、世界各地での公開も予定している。
離島から東京に家出してきた少年が不思議な力を持つ少女と出会い、自らの生き方を選択するラブストーリー。声の出演は醍醐虎汰朗、森七菜の新進俳優を抜てきした。
新海監督は「誰もが自分のものと思えるものを考えていたときに、毎日皆が気にしている天気という言葉が浮かんだ。主人公は正しくあろうとしているが、規範通りにできない少年。英語の天気には困難を乗り越えるという意味がある。笑い、泣き、わくわくするエンターテインメントを目指している」と語った。
遠く離れて暮らす少年と少女のミステリアスな運命を精緻な映像で描いた「君の名は。」は2016年8月に公開され、国内興行収入は250億円を記録。宮崎駿監督のアニメ映画「千と千尋の神隠し」(01年)に次いで邦画として歴代2位となり、中国など海外でも大きな話題を呼んだ。
新海監督は個人で制作した短編「ほしのこえ」でデビュー。主な作品に「秒速5センチメートル」(07年)「言の葉の庭」(13年)などがある。
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