サトウ食品、建設中の工場に増額投資 10億円
サトウ食品工業は10日、建設中のパック米飯の新工場に追加投資をすると発表した。当初40億円の計画だったが、省人化ラインの導入など一部の仕様変更により、総投資額は10億円増額の約50億円となる。好調なパック米飯の販売を背景に、将来の増産や人件費の高騰に対応する。
新潟県聖籠町に建設中の新工場への増額投資を10日の取締役会で決めた。建設中の工場は同社として3カ所目のパック米飯の工場で、生産能力は日産20万食、年間で6500万食を見込む。
増額投資により、工場棟の延べ床面積を計画より5割増やすほか、省人化ラインも導入する。19年春に予定している生産開始の時期に変更はない。
10日に発表した18年5~10月の連結決算では、パック米飯が好調で売上高が前年同期比9.3%増の153億円だった。最終損益も4700万円の黒字(前年同期は1億2200万円の赤字)に転換した。