サウジ、米と亀裂拡大も ロシアとの協調優先
【ウィーン=岐部秀光】石油輸出国機構(OPEC)は7日、ロシアなど非加盟の産油国との会合で日量120万バレルの減産で合意した。OPEC盟主のサウジアラビアは、トランプ米大統領の不興を買う覚悟でロシアと原油政策で協調することを優先した。記者殺害事件で揺れる米サウジの同盟関係の亀裂がさらに広がる可能性がある。
減産合意を受けて、国際指標の北海ブレント原油先物(期近物)は7日の取引で一時前日より5%上...
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