「生徒確保へ都心移転」名古屋造形大、学長自ら設計
名古屋造形大(愛知県小牧市)は6日、名古屋市北区の名城公園東側へのキャンパス移転計画の概要を発表した。山本理顕学長が設計し、地上5階・地下1階建ての延べ床面積2万平方メートル弱の横長の大型校舎を建設する。同大学を運営する同朋学園の甲村和博理事長は記者会見で、「最近は生徒募集に苦戦している。都心への移転で通学圏を広げ、生徒を集めたい」と話した。
移転先は、市営地下鉄名城公園駅の上にある国家公務員用住宅跡地の約2万平方メートル。東海財務局の審議会は4日、同朋学園への売却を認めた。
計画によると、新校舎1階には卒業生の作品などを展示し、レストランやカフェを誘致し学外の人にも開放する。4階に88メートル四方の巨大スタジオを設け、制作や展示に使う。山本学長は「名古屋の新しい観光スポットにしたい」と話した。
名古屋造形大には造形学部と大学院造形研究科があり、学生数は約830人。
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