ドイツ銀に疑惑の連鎖 株最安値、再編観測も
【ベルリン=石川潤】ドイツ銀行が再び苦境に陥っている。パナマ文書問題に絡んだ資金洗浄疑惑を巡り、独検察当局が11月末にフランクフルトの本店などを家宅捜索した。内部統制への懸念から、株価は12月5日に過去最安値をつけた。3期連続の最終赤字からの再生に暗雲が垂れこめ、ライバルとの統合観測も浮上している。
ドイツ銀の株価は5日、7ユーロ台まで下げる場面があった。年初からの下落率は約5割に達し、米欧の金...
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