日本勢の原発ビジネス、大きな岐路に
残る英プロジェクトも先行き不透明
官民で受注を狙っていたトルコの原子力発電所の建設断念が避けられなくなったことで、日本の原発ビジネスの行方の不透明さが一段と増した。現在、日本勢が参画している原発輸出プロジェクトは日立製作所が英国中部で計画している案件のみとなった。国内での新設案件はゼロで、長年培ってきた技術の維持にも暗雲が垂れこめている。
日立製作所は英原発子会社のホライズン・ニュークリア・パワーを通じて、英中部アングルシー島で...
この記事は会員限定です。登録すると続きをお読みいただけます。
残り641文字