北朝鮮の非核化へ連携確認 米中首脳
【ブエノスアイレス=永沢毅】米ホワイトハウスは1日、米中首脳会談で北朝鮮の非核化に向けた連携を改めて確認したと発表した。声明で「北朝鮮問題でこれまで大きな進展があったことを確認した」とし、米中両首脳は「核のない朝鮮半島の実現に向けて北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)委員長とともに努力する」と表明した。トランプ氏は金委員長に友好と敬意を表した。
中国側の説明では習近平(シー・ジンピン)国家主席は米朝首脳による再会談への支持を表明。「米朝が歩み寄り、完全な非核化と平和メカニズムの構築を望む」と述べ、中国も積極的な役割を果たす考えを示した。
トランプ氏は中国大陸と台湾が一つの中国に属するという「1つの中国」政策を維持する考えを伝えたという。米中首脳が適切な時期に相互訪問することでも一致した。
安全保障分野の懸案である中国による南シナ海の軍事拠点化や人権問題などでどのような議論があったかは明らかになっていない。
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