米中首脳会談へ「良い兆候」 トランプ氏
【ブエノスアイレス=永沢毅】トランプ米大統領は30日、訪問先のアルゼンチンのブエノスアイレスで予定される中国の習近平(シー・ジンピン)国家主席との会談で最大の焦点となる米中貿易摩擦の打開に向けて「もし合意ができれば良いことだ。彼らは合意したがっているし、私たちもそうだ」と語った。そのうえで「いくつかの良い兆候もある。様子を見てみよう」と述べた。
安倍晋三首相との会談冒頭で記者団を前に楽観的な見通しを語った。米メディアによると、米中は中国の経済政策の大幅変更に向けて話し合う新たな協議の枠組みを作る合意を目指しているという。
また、トランプ氏はロシアのプーチン大統領との会談を中止した理由を「(ロシアによる艦船の拿捕事件があった)ウクライナのためだ」と改めて説明。ロシア疑惑が一因との見方を退けた。
ドナルド・トランプ元アメリカ大統領に関する最新ニュースを紹介します。11月の米大統領選挙で共和党の候補者として、バイデン大統領と再び対決します。「もしトラ」の世界はどうなるのか、など解説します。