東洋ゴム、免震ゴムの改修工事 19年中に完了へ
東洋ゴム工業の免震ゴムの性能偽装問題に伴う改修工事が2019年中に完了する見込みであることが分かった。同社が30日開いた記者会見で清水隆史社長が明らかにした。性能偽装の免震ゴムを出荷していた154棟のうち、11月末時点で103棟の改修を完了した。工事の見積もりはほとんどの物件で終え、未着工の物件は残り30棟という。
東洋ゴムは15年に性能を偽装した免震ゴムを全国の官公庁やマンションに出荷していたことが発覚。補修や交換といった対応を迫られ、15年12月期からこれまで累計1400億円超の特別損失を計上してきた。
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