JR西日本、神戸線に通勤特急 姫路―大阪を約1時間
JR西日本は30日、2019年春に神戸線で通勤特急の運行を始めると発表した。姫路―大阪間を約1時間で結ぶ。平日の朝に姫路発、夕方に大阪発の片道1本ずつ運行する。同区間は特急「スーパーはくと」が運行しているが、朝は大阪駅に9時19分に到着するなど通勤に合わなかった。郊外に住む人が通勤中にくつろいだり、仕事をしたりしたい需要を取り込む。
通勤特急「らくラクはりま」は6両編成。全351席のうち、18席を女性専用とする。姫路―大阪間の指定席の特急料金は1490円で、チケットレスサービスを使うと最大で半額以下に割り引く。多田真規子執行役員は「通勤時の新快速は混雑しているが、予約できる特急なら座って通勤できる」と話す。
関西で鉄道の有料指定席サービスが相次いでいる。JR西は19年春に神戸線や京都線、琵琶湖線の新快速で有料座席「Aシート」を導入。京阪電気鉄道は20年度に座席指定の有料車両「プレミアムカー」の新車両の運行を始め、平日昼間の運行間隔を20分から10分に縮める。