平成最後の福袋、目玉は体験型 阪急阪神百貨店など
阪急阪神百貨店は28日、2019年初売りの福袋の内覧会を開いた。有名シェフが自宅で料理をふるまう商品(税別30万円)や、サッカーのガンバ大阪の試合観戦とオリジナルユニホーム作成のセット(5万4000円)などを販売する。平成最後の福袋は、非日常を味わえる体験型が目玉になりそうだ。
阪急阪神百貨店は15種類の体験型福袋を用意する。2人1組限定の豪華クルージング(201万9000円)は九州や韓国を巡る6日間で、スイートルームに泊まれる。エステを受けたあとにドレスを着て、プロのカメラマンに撮影してもらうイベントもある。企画した大村聡一氏は「採算はとれないが、購入者に普段できない体験をしてもらいたい」と語る。
ほかの百貨店も体験型福袋を用意し、高島屋は19年のラグビーワールドカップ(W杯)や20年の東京五輪を意識した。元ラグビー選手の松尾雄治氏が手渡してくれる黄金のラグビーボール(3100万円)や、ホッケー日本女子代表「さくらジャパン」の選手から指導を受けられる教室(2万190円)などを販売する。
近鉄百貨店は「ひふみん」の愛称で親しまれる将棋の加藤一二三九段と対局したり(2万190円)、花園ラグビー場(大阪府東大阪市)でラグビーの指導を受けたり(1チーム2万190円)できる福袋を売りだす。