「丹波篠山市」5月誕生 兵庫、市名変更条例が成立
兵庫県篠山市から「丹波篠山市」に市名変更する条例が27日の市議会臨時会で賛成多数で可決、成立した。来年5月1日の皇太子さまの新天皇即位に伴う改元に合わせて改名することが決まった。
審議では、改名効果の検証が重要だとする市議の指摘に酒井隆明市長が「検証は必要だが、まずは市民を挙げて魅力ある町づくりに取り組むことが大切だ」と答えた。
改名は、丹波黒大豆などの特産品産地だと分かりやすくするために農家や経済団体が要望したのが発端。行政主導で決まることに反発した市民団体が署名を集め、賛否を問う住民投票を実現させた。18日の投票では改名賛成が1万3646票で、反対を約3千票上回った。〔共同〕