生薬の入浴剤で元気に 栃木・高根沢の温泉施設、宇津救命丸と
栃木県高根沢町の温泉複合施設「高根沢町元気あっぷむら」は29日から、生薬の入った3種類の浴槽を日替わりで用意する新サービスを始める。老舗の医薬品会社、宇津救命丸(東京・千代田)と開発した独自の入浴剤を使用。町民の健康増進や地域のPRにつなげる。
400年以上の歴史がある宇津救命丸は同町が発祥で、「赤ちゃんの夜泣き・かんむしに効く」との広告で知られる。施設を運営する高根沢町元気あっぷ公社の提案で作った入浴剤は「くつろぎ」「めぐり」「美肌」の3種類。宇津救命丸のほかももの葉ローションに含まれる生薬をベースに、リラックスや血行促進、美肌の効果がある成分をそれぞれ組み合わせた。
同公社が温浴施設の魅力を高めようと考え、入浴剤の生産は五洲薬品(富山市)が手掛ける。宇津救命丸の宇津善行専務は「日ごろのストレスを少しでも解消して、ゆっくりと眠ってもらいたい」と話した。
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