リーマンの敗者、沸騰するアジアの不動産で再起
10年前。だぶつくマネーを背景にカタカナ名の新興デベロッパーが市場を席巻していた。東京の土地が食い尽くされる――。その瞬間、リーマン・ショックが勃発、多くが市場から姿を消した。ところが……。その中から奇跡の再起を果たした不動産会社がある。クリード。舞台はアジアだ。沸騰する「地熱」が2度目の生命の息吹を吹き込んだ。
■更生法申請から2年後の驚き
2011年、クリード社長の宗吉敏彦はシンガポールにいた...
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