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森保ジャパン、早期に必要な「サポート体制」

サッカージャーナリスト 大住良之

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サッカー日本代表(A代表)が2018年最後の2試合に臨む。11月16日のベネズエラ戦(大分市)と20日のキルギス戦(愛知県豊田市)。12月には試合がなく、次の活動は19年1月5日に開幕するアジアカップ(アラブ首長国連邦=UAE)となる。

ただ、今月の「代表活動期間」には、森保一監督が兼任で監督を務める「U-21(21歳以下)日本代表」のUAE遠征も組まれている。14日からドバイで行われる「ドバイカップ」に参加し、ウズベキスタン、クウェート、そしてUAE(いずれも相手はU-23代表)と対戦するのだ。ただし森保監督が日本を離れられないため、A代表の横内昭展コーチが監督代行を務め、同じく和田一郎コーチ、U-19日本代表の高桑大二朗GKコーチ、小粥智浩コンディショニングコーチとともに指導に当たる。

横内コーチと和田コーチの穴はU-16代表の斉藤俊秀コーチ、U-19代表の秋葉忠宏コーチが埋め、下田崇GKコーチ、松本良一フィジカルコーチとともにA代表で森保監督を補佐する。

強化日程重複で仕事が難しく

U-21代表は20年の東京五輪を目指すチーム。日本のサッカーにとってこれまでの「五輪代表」にも増して重要な位置付けのチームだ。昨年来、五輪のための強化をA代表の強化日程と重複して行うようになっている。17年10月に五輪代表監督に就任した森保氏が18年5月にA代表コーチになり、さらに7月にはA代表監督を兼任することになったため、仕事が難しくなった。

8月には、U-21代表を率いてアジア大会(インドネシア)を戦っていた森保監督が、9月のA代表戦のメンバー発表をインドネシアで行うという「非常事態」も起こった。アジア大会では決勝まで戦ったため、森保監督とスタッフは帰国後そのまま新生A代表の初戦が予定されていた札幌に直行、翌日からの合宿に備えた。

A代表と五輪代表の監督兼任は初めてのことではない。1998年から2000年にかけてフィリップ・トルシエ氏が両チームを兼任し、02年ワールドカップに向けての準備を進めた。トルシエ氏は99年のU-20日本代表監督も兼任した。だが、このころは日程的にも両代表の活動が重複しておらず、トルシエ氏は両代表を無理なくこなすことができた。いまとは状況がずいぶん違ったのだ。

A代表監督就任を要請するに当たって、日本サッカー協会は新たに五輪代表監督を立てることも提案した。しかし、「兼任」は森保監督の考えだった。

今回、UAEに遠征しているU-21日本代表には、9月にA代表に選出されたMF伊藤達哉(ハンブルガーSV)が入っている。同時に11月1日までインドネシアでU-19アジア選手権を戦っていたメンバーも6人加えられている。

「各世代の融合を図り、U-19世代から五輪世代、そしてA代表がつながることで、日本のサッカー界のレベルアップにつなげる機会にしたい」

「選手だけでなくコーチたちも他の年代の代表チームの活動を経験することで共通認識を持てればいい。すべてのチームがコピーのようになるのではないが、どの世代のチームも日本代表としての誇りを持ち、日本人のよさを生かして戦っていきたい」

11月7日、A代表とU-21代表の同時発表という史上初の記者会見で、森保監督はそう話している。

「助監督」のような存在も一案

だが、19年はA代表が出場するアジアカップが1月に開催されるだけではなく、5月から6月にかけてU-20ワールドカップ(ポーランド)、6月から7月にかけてU-21代表の出場が見込まれるコパ・アメリカ(南米選手権、ブラジル)、そして10月にはU-17ワールドカップ(ペルー)がある。A代表の最も重要な大会であるワールドカップ予選も、9月にはスタートする予定だ。各年代の代表が活発に活動する状況でA代表とU-21代表の監督、スタッフが完全に重複する現在の形のままで進むのはさらに困難になる。早急な手当てが必要だ。

「世代の融合」を日本代表の成長の力にしなければならないという森保監督の意図は正しい。20年東京五輪への強化が、22年やその次のワールドカップに直結するものであることを考えれば、「兼任」には大きな意味がある。

しかしそれならば、両チームに専任のコーチだけでなく「助監督」のような存在を置いたらどうだろうか。森保監督が両チームを統括し、自動的に監督代行を務めるようにするのだ。

「助監督」には、Jリーグや国際舞台での経験と実績を持った人を置く。たとえばA代表には現在、湘南監督を務める曺貴裁氏(49)、五輪代表には16年リオデジャネイロ五輪監督、日本代表コーチを歴任した手倉森誠氏(51)。ともに森保監督(50)とは同世代で、経験だけでなく、現在の日本を代表する実力のある指導者として定評がある。

森保監督とU-21代表を兼務するスタッフ(横内コーチ、和田コーチ、下田GKコーチ、松本フィジカルコーチ)は今年、本当に素晴らしい仕事をしてきた。しかし19年はA代表、五輪代表ともに、18年とは比較にならないプレッシャーがかかる年になる。早期に新たな「サポート体制」の構築が必要だ。

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