トランプ氏、ロシア疑惑捜査に不満「多額の公金支出」
【ワシントン=菅野幹雄】トランプ米大統領は7日の記者会見で、2016年の大統領選挙でロシアと自らの陣営が共謀したとされるロシア疑惑の捜査について「何百万ドルもの公金が使われ、しかも何の共謀もない」と不満を表明した。捜査を率いるモラー特別検察官を解任する考えを問われると「私が望めばいつでもできたが、それはしなかった」と述べた。
ロシア疑惑の捜査は17年春に始まり、6日の中間選挙後も続いている。トランプ大統領は「長い期間になった」と語ったうえで「これは米国にとって非常に良くないことだ。もうやめるべきだ」と捜査の終結を求めた。
ドナルド・トランプ元アメリカ大統領に関する最新ニュースを紹介します。11月の米大統領選挙で共和党の候補者として、バイデン大統領と再び対決します。「もしトラ」の世界はどうなるのか、など解説します。