金沢工大、白山市、ドコモが連携協定 SDGsにおけるICT活用推進
石川県白山市と金沢工業大学、NTTドコモ北陸支社は5日、持続可能な開発目標(SDGs)に関連する情報通信技術(ICT)や5Gの活用を推進する連携協定を締結した。白山市の自然環境のデータを収集して持続可能な企業などの活動につなげるほか、データ分析に精通した人材を育成する。白山市での取り組みを他の自治体にも情報発信し、SDGsの普及につなげる。
白山市はSDGsの優れた取り組みを提案した自治体として、内閣府から「SDGs未来都市」に選定されている。連携協定を通じてICTなどを使ったSDGsの取り組みを加速させる。
白山や手取川などに関連した自然環境のデータの収集や分析にはドコモの技術を活用する。地下水の使用量を可視化して一元管理することで、適切な水の使用につなげるなどの取り組みを想定する。
金沢工大は全国的に不足しているICTや5Gを活用したデータ分析ができる人材の育成に取り組む。複数の企業などの参画を促す「白山SDGsオープンイノベーションラボ」の立ち上げに向けた協議会の設立についても連携する。