本庶氏を名誉市民に推挙へ 富山市検討、ノーベル賞受賞決定で
富山市は1日、ノーベル生理学・医学賞の受賞が決まった本庶佑・京都大特別教授の名誉市民への推挙を検討していることを明らかにした。11月中に開かれる有識者で構成する推薦委員会の審議後、市議会での同意を得て正式に決定する。
森雅志市長は定例の記者会見で「本庶特別教授の父が富山市出身で本人の本籍も富山市にあると聞いている」と説明。「世界的な栄誉をたたえ、功績を長く顕彰するために名誉市民に推挙したい」と話した。
富山市はこれまで同市と縁のある利根川進氏、田中耕一氏、梶田隆章氏のノーベル賞受賞者3人に名誉市民の称号を贈っている。