グランパス、チケット価格柔軟に 雨天予報で安値も
サッカーJリーグの名古屋グランパスは、12月1日に開催予定の湘南ベルマーレ戦でチケットの販売価格を柔軟に変える「ダイナミックプライシング」を初めて導入する。試合前日になっても売れ残った席があり、翌日の天気が雨の予報の場合には定価より安くなる可能性もあるという。逆に需給によっては自由席が指定席の価格を上回る可能性もある。
ダイナミックプライシングは試合日程や席の種類、天候などについてのビッグデータを分析して試合ごとの需要を予測し、需要に応じたチケット価格に自動的に変更して販売する仕組み。他のJリーグチームでも導入が始まっている。
三井物産やヤフーが出資するダイナミックプラス(東京・千代田)の算出技術を活用する。まず12月1日の試合で導入し、来シーズンも継続する方向だ。
グランパスはチケットが完売となる試合が相次いでおり、高額なチケット転売行為も目立ってきたという。こうした行為を抑止し、適正価格での販売でファンの要望に応える。