山崎正和氏らに文化勲章　功労者に茂木友三郎氏ら

政府は26日、2018年度の文化勲章を、劇作・評論の山崎正和氏（84）、作曲の一柳慧氏（85）ら5人に贈ると発表した。文化功労者には文化振興（食文化）の茂木友三郎氏（83）、小説の高樹のぶ子氏（72）ら20人を選んだ。文化勲章の親授式は11月3日に皇居で、文化功労者の顕彰式は同5日に東京都内のホテルで開かれる。

ほかに文化勲章を受けるのは陶芸の今井政之氏（87）、租税法学の金子宏氏（87）、情報工学の長尾真氏（82）。

文化功労者は新たに生活文化やメディア芸術などの分野にも目を向ける必要があるとして今回は5人増えた。

ほかの文化功労者は小説・随筆の阿刀田高氏（83）、作曲の池辺晋一郎氏（75）、書の井茂圭洞氏（82）、建築の伊東豊雄氏（77）、薬学・生化学・薬学教育の宇井理生氏（85）、哲学・宗教哲学・国際貢献の上田閑照氏（92）、商法学の江頭憲治郎氏（71）、能楽の大槻文蔵氏（76）、スポーツの笠谷幸生氏（75）、歌舞伎の片岡仁左衛門氏（74）、アートディレクターの北川フラム氏（72）、フランス文学の塩川徹也氏（73）、分子認識化学・集積機能化学の新海征治氏（74）、大衆音楽・音楽著作権の都倉俊一氏（70）、文化振興（企業メセナ）の福原義春氏（87）、食文化の村田吉弘氏（66）、細胞生物学の森和俊氏（60）、有機合成化学の山本尚氏（75）。