人工赤血球 廃棄する血液を有効利用、2年間備蓄
奈良県立医大など(Next Tech 2030)
奈良県立医科大学は旭川医科大学などと共同で、2年間も備蓄できる人工赤血球の開発を進めている。献血由来では3週間しか持たないが、輸血用血液の不足が懸念される離島や山奥などのへき地まで供給する狙いだ。高齢化や人口減が進む2030年ごろには人工赤血球を普及させ、いつでもどこでも安定して安全に輸血できる社会インフラの構築を目指す。
ビンの中で揺れる深紅の液体。これが奈良医大の酒井宏水教授らが開発した人工...