劇場設備に新技術 京都の南座が内覧会 11月に新たに開場
耐震改修工事を終え、11月からほぼ3年ぶりに新たに開場する南座(京都市)で22日、劇場内部が報道陣らに公開された。
現在の南座は1929年の建築で、国の登録有形文化財にも指定されている。歴史的な近代建築の外壁は保存修復する一方、屋根瓦を軽量化し、耐震壁を200カ所超に配置した。劇場設備には最新技術を取り入れたほか、顧客用エレベーターを新設してバリアフリーに対応した。
新開場の今年は11、12月と2カ月連続で歌舞伎の「吉例顔見世興行」が開かれる。特に、11月公演は松本幸四郎さんら親子3代がそろう高麗屋三代襲名披露の場となる。