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ゴールドマンとモルガン、2ケタ最終増益 7~9月期

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【ニューヨーク=宮本岳則】米金融大手ゴールドマン・サックスとモルガン・スタンレーが16日発表した2018年7~9月期決算は、純利益が前年同期に比べて、そろって2ケタ増益となった。米国の景気拡大や株式市場の活況を受けて、企業の資金調達意欲は旺盛。株式の引き受けなどを手がける投資銀行業務が好調だった。法人税の引き下げ効果もあり、両社とも市場予想を上回る収益を達成した。

ゴールドマンの7~9月期の純利益は前年同期比19%増の25億ドル(約2800億円)となった。M&A(合併・買収)助言や新規株式公開(IPO)の主幹事業務が好調で、投資銀行部門の収益が伸びた。一方、課題となっていたトレーディング部門の純収入は前年同期比1%減。債券・商品取引による収益が同10%減と低調で、株式取引の伸びでは補えなかった。

モルガンの7~9月期の純利益は21億ドル(約2300億円)となり、前年同期に比べて19%伸びた。投資銀行業務に加え、トレーディング業務でも増収を確保した。モルガンのジェームス・ゴーマン会長兼最高経営責任者(CEO)は全社の収益環境について「年末に向けても引き続き良好な態勢を整えており、楽観的にみている」と説明した。

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