GMO、仮想通貨で再出発 ホリエモンの助言
「もう救いようがありませんね。そろそろ諦めたらどうですか」
GMOインターネットにとっていよいよ倒産の悪夢が現実味を帯びてきた2007年12月。米系証券会社の幹部は、熊谷正寿に500億円でGMOを売り渡して「楽になれ」と迫る。熊谷はこう自分に言い聞かせて甘い誘惑を断ち切ったという。
「人間、心が動いてしまう金額がその人の価値だ。俺の価値はたったの500億円なのか。そう認めてしまっていいのか」...
21世紀に入りインターネットが我々の生活を変え始めた頃、スター経営者が誕生した。彼らの多くは「オールドエコノミー」の大人たちとの戦いの中で苦汁を飲まされた。だが、その挑戦は一度や二度の敗北では終わらない。「敗れざる者たち」の再起の物語を追う。
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