首相「訪中は再来週後半に」 16日から欧州3カ国訪問
安倍晋三首相は10日、首相官邸で開いた政府・与党連絡会議で「再来週後半に中国を訪問する方向で日程を最終調整中だ」と表明した。習近平(シー・ジンピン)国家主席や李克強(リー・クォーチャン)首相と会談し「北朝鮮の問題を含む地域、国際情勢について胸襟を開いて率直な議論をする」と述べた。
首相は「首脳間の信頼関係を深めるとともに、あらゆる分野で具体的な協力をさらに進める。日中関係を新たな高みに押し上げていく大きな弾みにしたい」と語った。
16~20日にスペイン、フランス、ベルギーの3カ国を訪問することも発表した。ブリュッセルで出席するアジア欧州会議(ASEM)首脳会合について「北朝鮮問題をはじめとする国際情勢や自由で公正なルールに基づく経済秩序の強化、アジアと欧州の連結性の向上について日本の立場を訴えていく」と話した。
首相は7月にフランスを含む欧州・中東を訪問する予定だったが、西日本豪雨の対応を優先するため取りやめていた。
金正恩(キム・ジョンウン)総書記のもと、ミサイル発射や核開発などをすすめる北朝鮮。日本・アメリカ・韓国との対立など北朝鮮問題に関する最新のニュースをお届けします。