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女子ゴルフで躍動 安田や後藤ら「ミレニアム世代」

編集委員 吉良幸雄

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畑岡奈紗(19)、勝みなみ(20)、新垣比菜(19)、小祝さくら(20)ら、1998年4月~99年3月生まれの「黄金世代」は、今や広く世間に知られている。女子プロゴルフ界の一大勢力となった「黄金世代」を追う、2学年下の「ミレニアム世代」(2000~01年生まれ)も人材ぞろい。19年春に高校を卒業し、プロテストに挑む彼女たち「続・黄金世代」は、アマとしてツアーでも躍動している。

「ミレニアム世代」をリードするのは、17年の日本女子アマ覇者、安田祐香(ゆうか=17、兵庫・滝川二高3年)だ。17年夏から、2週前に終了した9月の日本女子オープン(千葉CC野田)までツアー9試合に出場し、全て予選突破を果たしている。並のプロを数段しのぐ安定感だ。7月の大東建託・いい部屋ネットレディース(山梨・鳴沢GC)では堂々優勝争いし、3位に食い込んだ。9月のマンシングウェア東海クラシック(新南愛知CC美浜)でも6位に入るなど、計3試合でトップ10入りしている。

163センチ、55キロとちょっとか細く、体格はまだジュニア。それでもドライバーショットは230~240ヤード飛ばす。「球(弾道)が低いのでランで頑張っているって感じ」だそうだが、アイアンショットは正確で、パットもそつがない。大東建託では初日7バーディー、1ボギーの66で2位発進すると、スコアを崩すことなく4日間安定したプレーを続けた。「注目される最終日最終組で名前も呼ばれ、気持ちよかった」と安田。「ミスショットしたときのリカバリーなど精度を高めていかないと」と課題を口にした。

日本ゴルフ協会(JGA)ナショナルメンバーでもある安田は、アイルランドで開催された世界女子アマ・チーム選手権に、吉田優利(ゆうり=18、千葉・麗沢高3年)、西村優菜(ゆな=18、大阪商大高3年)とともに出場。日本チームはこれまでの歴代最高位(4位)を上回る2位と健闘。安田は個人戦でも2位に入り、チームをけん引した。

吉田は今年6月の日本女子アマ(埼玉・嵐山CC)、日本ジュニア(15~17歳の部、埼玉・霞ケ関CC)で優勝した。同一年に2大会を制したのは03年宮里藍以来の快挙だった。得意のドライバーショットの平均飛距離は240ヤード。ただ「アマ3冠」が懸かった日本女子オープンでは「この試合のために仕上げてきた」と臨みながら、59位にとどまった。3冠への緊張があったようでパットに苦戦。初日72位と出遅れ、巻き返せなかった。それでも「予選をぎりぎりで通過して4日間プレーできたのは価値があると思う。学ぶこともたくさんあった。プロになるためにいい経験になった」と前向きだった。

畑岡がアマ制覇し、ゴルフ界を震撼(しんかん)させた2年前の日本女子オープン(栃木・烏山城CC)で、同大会に初出場した西村は6位に入っている。150センチと小柄だが、堅実なゴルフが持ち味で「ピッチングウエッジ、9番アイアンなどショートアイアンが得意」。17年にナショナルチーム入りし、「ピンに対してどこに置くかなど、コースマネジメントの仕方が一番成長したかな」と話す。今回の日本女子オープンは、安田とともに55位。当然、19年はプロテストを受験するが、「米ツアーでやってみたい」とも。

日本女子オープンで、安田、吉田、西村の3人を抑え、8位で初のローアマチュアに輝いたのは後藤美有(みゆう=18、福岡・沖学園高3年)。予選ラウンドを首位と3打差の5位で突破すると、ローアマタイトルだけでなく「優勝も狙える」と意気込みをみせた。

実は、後藤は計6人のナショナルチームのメンバーではない。2年前は西村、17年(千葉・我孫子GC)は小倉彩愛(さえ=18、岡山操山高3年)が3位でローアマを獲得し、後藤を飛び越してメンバー入りしたからだ。後藤は「入れそうで入れなかった。海外でも戦うみんなは、経験豊富でうらやましい」と本音を漏らしながら「ナショナルチームのような細かい練習はできないけれど、自分次第で、パッティングのドリルなどふだんの練習でできる」。

グリップは男子ツアー3勝の時松隆光と同じテンフィンガー(ベースボールグリップ)。「(4歳で)ゴルフを始めたときから。他の子から『それでよく打てるね』といわれるけれど、逆にこれでないと打てない」そうだ。狙い通りローアマを獲得し、19年11月予定の最終プロテストから受験できるようになった。「ジャパンに入ってない子たちに(ナショナルチームメンバーにも)勝てるよ、と勇気づけられるかな」。ただ「(2日目を終え)トップと3打差までいって少し優勝も見えていたのに、スコアを落としてしまい悔しい」と負けん気をのぞかせた。「上の人は安定性がある。4日間コンスタントに長期で戦えるように、体幹を鍛えていく必要があると思う」と後藤。19年のプロテストに向け腹筋、背筋などを鍛え、安定したスイングを身につけたいという。

「ミレニアム世代」はほかにも多士済々だ。山口すず夏(18、東京・共立女子二高3年)は中学3年だった15年に日本最終予選を2位タイで突破し、日本選手史上最年少の14歳で全米女子オープンに出場している。ツアーには13年から参加。17年ヨネックス女子の9位がベストで、前週のスタンレー女子(静岡・東名CC)は14位だった。

海外志向が強く、今年の米ツアー1次予選会を2位タイで通過、9日に渡米し2次予選会に挑む。「向こうの子はアプローチ、パットがうまい」と感じたそうで、「ピンを端に切ってあるので、ドロー、フェードを打ち分けられるようにしたい」とショット力で勝負。もし予選会で失敗した場合は、米国の大学へ進学することも視野に入れているという。

今週の富士通レディース(10月12~14日、千葉・東急セブンハンドレッドC西)には安田、吉田、西村の日本代表トリオがそろって参戦する。プロにまじって優勝争いを繰り広げるかもしれない。女子ツアーは賞金女王争いが佳境に入ってくるが、アマ3人娘のプレーにも注目だ。

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