副大臣、政務官は派閥均衡 女性は計6人
政府は4日、第4次安倍改造内閣発足に伴う副大臣25人、政務官27人の人事を決めた。各派のバランスを重視した「派閥均衡」の配置となった。女性の人数は副大臣5人、政務官1人の計6人。2017年11月の第4次安倍内閣発足時の計3人から増えた。
派閥別では最大派閥の細田派が最多の計12人の副大臣、政務官を出した。9月の党総裁選で首相と争った石破派から政務官2人を起用した。他の派では3人増えた麻生派を除き、横ばいか1人の増減で大きな変動はない。
総裁選で石破茂元幹事長を支持した参院竹下派のうち、首相を支持した佐藤正久外務副大臣は留任した。その他の参院竹下派の議員の起用はなく、竹下派全体では1人減った。
女性は計6人だった。3日に発足した第4次安倍改造内閣では女性の入閣が1人だけだった。安倍晋三首相は4日、首相官邸で国際通貨基金(IMF)のラガルド専務理事と会い「副大臣は過去最高の5人の女性が入った」と紹介。「女性が働きやすい環境をつくっていきたい」と語った。