大迫、長友ら欧州組と若手融合 サッカー日本代表を発表
日本サッカー協会は4日、国際親善試合のパナマ戦(10月12日、デンカビッグスワンスタジアム)、ウルグアイ戦(16日、埼玉スタジアム)に出場する日本代表23人を発表した。森保監督の初陣となった9月の親善試合で動きの目立った新戦力に、今夏のワールドカップ(W杯)ロシア大会で主力だったFW大迫(ブレーメン)、MF柴崎(ヘタフェ)、DF長友(ガラタサライ)らを融合する編成になった。
9月の親善試合では中島(ポルティモネンセ)や南野(ザルツブルク)ら若手を試し出場機会を与えた。今回はそこへ代表での実績豊富な面々を加えることで「チームにどう化学反応が起こるかをみていく」と森保監督は語る。W杯で奮闘した長友らには「若い選手に言葉やプレーで(経験を)伝えてもらい、代表チームとして継承していければ」と期待を込めた。香川(ドルトムント)や乾(ベティス)の招集は見送った。
森保監督の掲げるコンセプトは「全員攻撃、全員守備」。就任以来、特定の布陣には固執せず、試合の状況や相手に応じて臨機応変に対応できる力を選手には求めている。10月の2試合ではそのコンセプトをチームに浸透させるとともに、「選手個々のコンディションを把握し、チームの融合度合いをチェックしていく」と説明した。
来年1月には日本が2大会ぶりに王座奪還を期すアジアカップが控える。アジアカップまでの4回の強化試合で、森保監督は戦力の発掘とともに、新たな代表チームの輪郭を整えていく考えとみられる。
日本代表は次の通り。
GK 東口順昭(G大阪)権田修一(鳥栖)シュミット・ダニエル(仙台)▽DF 長友佑都(ガラタサライ)槙野智章(浦和)吉田麻也(サウサンプトン)佐々木翔(広島)酒井宏樹(マルセイユ)室屋成(FC東京)三浦弦太(G大阪)冨安健洋(シントトロイデン)▽MF 青山敏弘(広島)原口元気(ハノーバー)柴崎岳(ヘタフェ)遠藤航(シントトロイデン)伊東純也(柏)中島翔哉(ポルティモネンセ)南野拓実(ザルツブルク)三竿健斗(鹿島)堂安律(フローニンゲン)▽FW 小林悠(川崎)大迫勇也(ブレーメン)浅野拓磨(ハノーバー)