公明幹事長に斉藤氏 石井国交相は留任へ
公明党は29日、井上義久幹事長が交代し、後任に斉藤鉄夫幹事長代行を充てる人事を固めた。2009年から幹事長を務める井上氏が退き、世代交代を進める。19年の統一地方選と参院選に向けて、長年選挙対策にあたってきた斉藤氏を起用する。10月2日の内閣改造では、石井啓一国土交通相の留任を安倍晋三首相に求める方針だ。石田祝稔政調会長は続投する。
山口那津男代表の6選を承認する9月30日の党大会で、幹事長や政調会長などの党幹部人事を決める。井上氏は副代表に就く方向だ。
斉藤氏は衆院当選9回で66歳。環境相や政調会長を経て、10年から幹事長代行として井上氏を支えた。13年から選挙対策委員長も兼務し、党務に精通する。石井氏は15年に国交相に就任。相次ぐ災害への対策に継続して取り組むため、続投が望ましいと判断した。