ローランド・ベルガー、コアコンセプトと業務提携
独コンサル大手の日本法人ローランド・ベルガー(東京・港、長島聡社長)は製造業や金融業向けにIT(情報技術)コンサル事業を手掛けるコアコンセプト・テクノロジー(東京・渋谷、金子武史社長)と業務提携した。ローランド社の中小製造業の顧客で需要の高まっているあらゆるモノがネットでつながる「IoT」導入などを共同で進める。
コア社は2000年代に金型製作のデジタル化を進めたインクス(現SOLIZE)出身の金子武史社長が創業。製造業のものづくりから営業に至る課題解決を手掛ける。金融とITを融合したフィンテック技術にも強みを持っており、ローランド社の長島聡社長は「互いの強みを生かして今後の新事業創出につなげたい」としている。
ローランド社は技術に秀でた中小企業を登録してスタートアップ企業に紹介する取り組みのほか、仮想現実感(VR)や設計・試作会社など11社と提携、顧客企業のコンサル事業を共同で行う取り組みを進めており、IoT技術やブロックチェーン(分散型台帳)技術に強いコア社の取り込みで製造業向けコンサル事業の強化を図る。
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