日本ガイシ NAS電池の運転開始、長崎県の競艇場で
日本ガイシは26日、長崎県大村市の競艇場「ボートレース大村」に納入したナトリウム硫黄(NAS)電池の運転が始まったと発表した。NAS電池に蓄えた電力を夜間の照明設備に利用する。停電による夜間レースの事故を防ぐ狙い。
納入したNAS電池の容量は1万2960キロワット時で、約1300世帯分の一般家庭が1日使う電力を蓄えることができる。競艇場でのNAS電池設置は3カ所目になる。NAS電池は二酸化炭素(CO2)を排出するエンジン発電機に比べ、環境負荷が低い。
競艇場は停電による重大事故を防止するため、系統電源から切り離した自立運転方式の電源を確保する必要がある。
関連企業・業界