公明代表、事前の与党協議否定 自民の改憲案提出巡り
公明党の山口那津男代表は21日のBSフジ番組で、自民党による同党改憲案の国会提出を巡り、事前の与党での協議を否定した。「公明党と調整して合意をつくってから国会へ出すということではない」と述べた。自民党総裁選で3選した安倍晋三首相(総裁)は20日の記者会見で、改憲案を国会に提出する前に「友党の公明党とも調整したい」と語っていた。
2019年春の統一地方選や同年夏の参院選を控え、拙速な改憲発議をけん制した。「来年は重要な選挙がある。国民が今、どう憲法改正の課題を見ているかもちゃんと受け止めなければならない」と話した。「国民の関心がそれほど高くないのに、永田町だけで数のゲームをやっていても国民にはあまり伝わらない」とも指摘した。