量子コンピューター、金融大手が活用へ
暗号破りに備え、運用手法の最適化も
大手金融機関が次世代技術の量子コンピューターの活用に動いている。将来実用化されれば決済情報のやり取りで使う暗号技術が解読されるリスクがあり、自ら研究して備える戦略だ。最適な資産運用や株価予測などでも飛躍的に精度が高まる可能性がある。膨大なデータ処理が求められる時代に、先端技術を取り込んで金融の高度化を図る。
三菱UFJ銀行は9月、量子コンピューター開発のMDR(東京・文京)と組み、慶応義塾大学の...
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