金森久雄氏が死去 元日本経済研究センター理事長
日本経済研究センター理事長を務めたエコノミストの金森久雄(かなもり・ひさお)氏が9月15日午前9時38分、老衰のため東京都内の病院で死去した。94歳だった。連絡先は同センター。お別れの会は近親者で行った。
東京大法学部を卒業し、1948年に商工省(現経済産業省)に入省。経済企画庁経済研究所次長などを経て、73年に日本経済研究センター理事長に就いた。2010年からは同センター名誉顧問を務めた。
官庁エコノミストとして経済白書を執筆するなど活躍。日本経済の成長を楽観的に予測し、強気派のエコノミストとして知られた。04年9月、日本経済新聞に「私の履歴書」を連載した。