首相「首脳会談である程度の合意を」 米との貿易問題で
20日投開票の自民党総裁選に立候補した安倍晋三首相(総裁)と石破茂元幹事長は17日夜、テレビ東京番組に出演した。首相は米国が自動車への追加関税をちらつかせて対日貿易赤字の削減を迫っていることに関連し「首脳会談である程度の合意をめざす」と述べ、今月下旬のトランプ大統領との会談で交渉を進展させたい考えを示した。
石破氏は「世界貿易機関(WTO)で国際的なルールにのっとって正当性を主張する選択肢を放棄してはいけないし必要なときは使う」と主張。米国が追加関税などの強硬手段をとる場合はWTOへの提訴も排除すべきでないとの見解を示した。