8月の米卸売物価、1年6カ月ぶり低下 前月比0.1%マイナス
【ワシントン=長沼亜紀】米労働省が12日発表した8月の卸売物価指数(最終需要向け製品およびサービス、2009年11月=100)は、季節調整済み前月より0.1%低下した。前月比でマイナスになるのは2017年2月以来、1年6カ月ぶり。0.2%程度の上昇を見込んだダウ・ジョーンズまとめの市場予測を下回った。前年同月比は2.8%上昇した。
サービスが前月比で0.1%低下し、全体を押し下げた。最終需要向け製品は前月から横ばい。
全体から変動の激しいエネルギーと食品を除いたコア指数は前月比で0.1%低下したが、前年同月比で2.3%上昇した。