東方経済フォーラムでの日ロ両首脳の発言要旨
東方経済フォーラム全体会合での安倍晋三首相とプーチン大統領の発言要旨は次の通り。
首相 (2016年12月の日ロ首脳会談で)今までのアプローチを変えていくべきだと我々は決意した。両国民が領土問題を解決し平和条約を締結する意義を理解できるように、努力を積み重ねることから始めようということだった。
北方四島で共同経済活動をすることで富や雇用、友情が生まれる。理解が進むことが領土問題を解決し平和条約を締結する大きな力になると確信している。
プーチン氏 1956年の日ソ共同宣言は日本の国会でも承認された。その後、日本側が実施を拒否した。シンゾウはアプローチを変えようと言った。今この案を思いついた。事前条件を付けずに、年末までに平和条約を締結しよう。その後、意見の隔たりのある問題の解決を続けよう。
冗談で言ったのではない。共同経済活動を整えるため一緒に努力していくと安倍首相と合意している。この問題は政治的、倫理的な性格を持ち、わが国民にとって深刻で敏感な問題だ。問題の解決に慎重に対応しなければならない。