ジンズ、香港に進出 3年で10店体制へ
眼鏡専門店「JINS」を運営するジンズは12日、香港に進出すると発表した。28日に現地の大型ショッピングモールに1号店を開く。今後3年間で10店舗の出店を目指す。現地では日本のブランドに対する信頼感が強く、眼鏡をファッションとして取り入れる顧客も多いという。経済成長の著しい香港への進出で、アジアでの店舗網を拡大する。
香港のショッピングモールに出店する。店舗面積は117平方メートル。店内は木目を生かしたデザインにした。顧客が眼鏡を試着した様子を自身で撮影し、無料で自分の携帯電話に転送できるサービスも展開する。
視力矯正用の眼鏡フレームのほか、PC用眼鏡、サングラスなど約1000種類を扱う。価格帯は日本円で約7千円、約1万円、約1万3千円、約1万6千円の4種類。税別5千~1万2千円を中心とする日本より高価格帯で展開する。
同社は中国に130店以上を展開するほか、米国や台湾、フィリピンに店舗を持つ。4月に進出したフィリピンではターゲットの20~30歳代だけでなく、中高年の来客も多いという。