スルガ被害者弁護団、取締役への訴訟請求
株主代表訴訟も視野
シェアハウスを巡る投資トラブルで、スルガ銀行の被害者弁護団は12日、同行の取締役を提訴するよう監査役に求める考えを明らかにした。不適切融資を調べてきた第三者委員会の報告書を踏まえ、不正のまん延を見過ごしていた取締役の責任追及が必要と判断した。今後、60日以内に対応がなされない場合には株主代表訴訟も視野に入れる。
訴訟の提起請求書を12日付で通知した。あわせて、監査役に対する提訴についても有国三知男社長に請求。経営陣に対し、被害者が負った債務と同額を支払うよう損害賠償も求めた。
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