シャープ、8Kチューナー開発 世界初
シャープは12日、超高精細な8Kテレビ用チューナーを世界で初めて開発したと発表した。NHKが12月1日から衛星放送で4Kと8Kの専用チャンネルを開くのにあわせ、11月下旬に発売する。シャープは8Kを核としたビジネスを成長事業の柱として掲げており、他社に先んじて関連製品の投入する。
チューナーは8K放送を受信するために使う。今回開発した製品は1台でBS8K、BS4K、110度CS4Kに対応したチューナーを2基ずつ搭載する。価格は未定。シャープが2017年に発売した世界初の8K対応となる70型液晶テレビ「AQUOS 8K」に接続すれば8K映像が楽しめる。
シャープは8Kチューナーを内蔵した60、70、80型の8Kテレビを放送開始に合わせて発売する意向も既に表明している。
8Kテレビに関しては、今月ドイツで開かれた家電見本市「IFA」で、サムスン電子とLG電子の韓国2強が参入を発表した。一方、ソニーやパナソニックなど他の日本勢は8Kについて静観の構えを保っている。