国連総長「シリア総攻撃回避を」 人道危機に懸念
【ニューヨーク=高橋里奈】国連のグテレス事務総長は11日、シリアのアサド政権軍が反体制派の最後の拠点である北西部イドリブ県に攻撃を強めていることを受け、「人道上の悪夢となりうる全面戦争を回避することがとても重要だ」と記者団に訴えた。イドリブ県の290万人の人口の約半数がシリア全土から戦闘を避けて避難しており、総攻撃によって「血の海になることがあってはならない」と強調した。
アサド政権はロシアやイ...
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