長野・安曇野産野菜でスイーツ 10月に市内でフェア
長野県安曇野市の菓子店やレストラン、ホテル13店舗が参加し、地元産の野菜を利用したスイーツをそれぞれ試作して発表した。地元野菜をPRする安曇野市の「安曇野やさいスイーツプロジェクト」の事業で、今年のテーマはホウレンソウと夏秋イチゴ。10月5日に安曇野市役所内で先行販売し、10月6~11月4日にスイーツフェアとして各店舗で扱う。
安曇野市役所内で10日開催された商品発表会に、各店舗が試作品を出品した。パンナコッタや焼きドーナツ、タルトやアイスクリームなどで、価格は1個当たり180~1050円。ホウレンソウとイチゴを組み合わせるため、各店舗は「味をミックスさせるのに苦労した」という。
安曇野市内では夏秋イチゴを栽培する農家が急激に増えており、全国1位の生産規模を目指している。ただ粒が小さいといった出荷の規格外のイチゴも多く発生し、扱いに困っている。今回のプロジェクトはこうした規格外品をイチゴを原料にしてもらい、農業の振興にも役立てることになった。
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