語学Q&Aアプリのランゲート、6億5000万円調達
外国語学習者向けのQ&Aアプリを運営するLang-8(ランゲート、東京・渋谷、喜洋洋社長)はベンチャーキャピタル(VC)のYJキャピタル、大和企業投資、FFGベンチャービジネスパートナーズなどを引受先とする第三者割当増資で約6億5000万円を調達した。調達資金は海外での新規利用者の獲得やサービス品質の向上、マーケティングの強化に充てる。
ランゲートはネイティブスピーカーがお互いに母語を教え合う語学学習アプリ「HiNative(ハイネイティブ)」を2014年10月から運営する。例えば英語に関する質問を投稿すると英語ネイティブの利用者が回答してくれ、お返しに日本語を教える仕組みだ。基本は無料で使えるが、特別な機能が利用できる月額数百円のサービスも併せて提供し収入源としている。
日本語、英語だけでなく、スペイン語や韓国語など110の言語、240の国と地域でやりとりされている。ユーザー数は2018年8月時点で341万人を突破、登録者の97%が海外の利用者が占める。ネイティブスピーカーやその国に住んでいる人が日常的に使う言葉やフレーズを学べる点が人気を集めているという。
今回の増資ではVCに加えて、既存株主である個人投資家の千葉功太郎氏も追加出資に応じた。事業拡大段階の「シリーズB」での調達となる。累計調達額は約9億円。調達資金で人材採用を進め、現在は約10人の社員数を20人程度まで増やしグローバル展開を加速する考えだ。