小此木防災相「市民生活を軌道に」 関空を視察
小此木八郎防災相が団長を務める政府の調査団は11日、台風21号の被害が大きい関西国際空港(大阪府泉佐野市)や関空と対岸を結ぶ連絡橋などを視察した。小此木防災相は「甚大な被害があったことを確認した。市民生活が一刻も早く軌道に乗るよう力を尽くしたい」と話した。
大阪府和泉市内で地元首長らと面会。竹内広行・大阪府副知事は関空の早期復旧や被災者の生活を支援する制度の拡大などを求めた。小此木防災相は「自治体、民間にできない部分を整理して支援したい」と応えた。
2018年9月4日、25年ぶりに非常に強い勢力で上陸した台風21号。関西で死者14人の人的被害をもたらしただけでなく、暴風で流されたタンカーが関西国際空港の連絡橋に衝突し、人と物の流れがストップするなど、経済にも大きな爪痕を残した。