学情、17年11月~18年7月期経常益8%増
就職情報大手の学情が10日発表した2017年11月~18年7月期の単独決算は、経常利益が前年同期比8%増の11億円だった。主力事業の就職セミナーは6月以降に学生の内定辞退が増え、採用数を確保したい企業からの参加申し込みが相次いだ。税引き利益は2%減の7億9000万円だった。前年同期に特別利益に計上した投資有価証券売却益がなくなった。
売上高は14%増の46億円だった。売り手市場の就職市場で、企業からの参加が相次いだ。20代で転職する第二新卒の需要が高まり、転職者向けサービスの売り上げは48%増の8億円と好調だった。
営業利益は9%増の10億円だった。人件費や広告費が増加するも、売上高の増加が補った。
18年10月期通期の業績見通しは、売上高が前期比10%増の62億円、営業利益が21%増の17億円、税引き利益が2%増の12億円とする従来予想を据え置いた。
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