広島市の中心市街地、近く「都市再生緊急整備地域」に
市、企業の投資促進で窓口設置
広島市の中心市街地である紙屋町、八丁堀地区が内閣府の「都市再生緊急整備地域」に近く指定される見通しとなった。松井一実市長が7日、湯崎英彦知事との会談で明らかにした。市は指定後、直ちに相談窓口を設け、民間企業による整備地域内の再開発計画などの情報を収集。積極的な投資を促したい考えだ。
松井市長は相談窓口について「市が任命した専門家などが助言できる体制を整える」とした。
湯崎知事と松井市長はこのほか、西日本豪雨からの災害復旧への対応について協力することで一致した。住民が避難を呼び掛ける情報を得ていても避難行動に結びつかなかった課題が今回浮かびあがったことについて、県市がそれぞれ検証し、情報を共有する。被災した中小企業の支援や観光による風評被害の払拭についても一丸となって取り組む。消防の広域的な協力体制も強化する。
県営住宅の市への移管は延期する。公営住宅の業務をする部署の業務負担が大きいことが主な理由。延期時期は未定とした。