関空再開メド立たず 物流、成田・羽田などで代替
台風21号が通過した関西地方では5日、被害状況が判明するとともに復旧活動が始まった。冠水した関西国際空港の運航再開のメドは立っておらず、関西で停電が続くなどインフラの被害も大きい。メーカーは寸断された物流網に対応して代替輸送の検討に入っている。
台風21号は5日午前、温帯低気圧に変わった。大阪、滋賀、愛知、三重の4府県で11人が死亡、約470人が負傷した。
関空を運営する関西エアポートはA、B両...
2018年9月4日、25年ぶりに非常に強い勢力で上陸した台風21号。関西で死者14人の人的被害をもたらしただけでなく、暴風で流されたタンカーが関西国際空港の連絡橋に衝突し、人と物の流れがストップするなど、経済にも大きな爪痕を残した。