スルガ銀、第三者委報告は9月7日
スルガ銀行は30日、シェアハウスを含む投資用不動産向けの不適切融資をめぐる第三者委員会(委員長=中村直人弁護士)の調査報告書の公表が9月7日になると発表した。報告時期は当初8月末の予定だったが、1週間延期する。
第三者委は30日の時点で調査を継続している。第三者委の調査をめぐっては、不適切な手続きに基づく融資が社内で横行していたことが判明。
月額1億円の有担保ローンの実行など過大なノルマが、行員を不適切融資に駆り立てていた。
調査報告書ではスルガ銀幹部がどこまで主体的に関与していたかが焦点となる。スルガ銀は女性専用シェアハウスの破綻で、融資を受けて物件を建設していた所有者が返済に窮したのを受け、5月に第三者委を設置して原因の究明を依頼していた。